新刊

歴史的、保存的価値のある『岩と雪』のバックナンバーを1冊に凝縮!

内容
『岩と雪』(1958~1995)に掲載された論文と記録の数々を、時代を追って紹介!登山の価値感が多様化する現在、アルピニズムの思想がどのように変遷して今日に至ったのか、当時の登山家たちの熱い思いが結実した記事を再録、元編集長の池田常道氏が解説を加えて紹介する。
マナスル初登頂(1956年)をきっかけに沸き起こった登山ブームを支えていたのは「より高く、より困難」を目指すアルピニズムの思潮であった。
その思潮と記録を追い続けてきたのが1958年に創刊された『岩と雪』である。1995年の休刊に至るまで、国内外の最先端の記録を追い、識者たちの評論を発表し続けてきた同誌の記事を厳選、時代背景の解説を加えながら再録して紹介する。
掲載論考
パイオニアワークとはなにか(本多勝一)/スーパーアルピニズム試論(吉田二郎)/日本のアルピニズムの行方(上田哲農)
山 陶酔と失墜(遠藤甲太)/アルピニズムは帰ってきた(柏瀬祐之)/高さと困難が登山の目的なのか(岩崎元郎)
日本の岩登りは限界を迎えたか(斎藤一男)/国内登攀における今後の課題(古川純一)/登山と「神話」(高田直樹)
記録
ヨセミテのフリークライミングを初めて紹介した戸田直樹のルポ、山野井泰史のバフィン島トール西壁単独登攀「極限のソロ」、
保科雅則のエル・キャピタン「垂直のクルーズ」等、日本登攀史に輝く記録も再録。
クライミングは楽しい。
ゴールをつかんだ時の快感が最高。
仲間内でセッションして盛り上がれる。
ひとりで黙々とも打ち込める。
体も引き締まって健康にいい。
・・・が、
クライミングとは何か。
どうやって生まれたのか。
なぜ自分たちは登っているのか。
ふと疑問を持ち、その源泉を訪ねてみることは大変意義深いことだと思います。
そのための一助として、手に取ってみてください。
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