赤唐辛子

名チェッカーT&M氏もノーマークだったシューズが入荷しました。
アトミック(Red Chili)

あのシュテファン・グロヴァッツが立ち上げたブランド『レッドチリ』のニューフラッグシップ。
グロヴァッツと言えばコレですよね~。

日本国内ではセカンドブランド的なイメージが強かった同ブランドですが、数年前の『マタドール』辺りから中上級者も唸るモデルが現れ、昨年の『オクティン』、『ストラトス』と、着実に進化を感じるモデルを出してきていました。
そして、今回のアトミック。
タイプとしては、最近はやりのスリッパ1本締めタイプ。

というわけで、アッパーのラバーもかなり広くとられています。

スリングショットのテンションはさほど高くないですが、パワーロスを抑えるためかつま先までかなり太めの仕様。

ソールも今流行りの自由度を高めるセパレートパターン。そして、ラバーに注目。

ビブラムXSグリップです。

レッドチリは最近ではRX-2ラバーという、独自のラバーをモデルに採用してきたのですが、このアトミックにはスカルパ、スポルティバにも供給しているビブラム社のラバーを採用。
ちなみにもう一つの新モデル『アンプ』にもビブラムが採用されています。

全体の履いた印象では、『アクロ』に近いかなといった感じ。それよりもターンイン、ダウントゥは少し弱め。

ボリュームあるアッパーと剛性感は、ハイアングルにも似ているかな。
つまり、他のハイパフォーマンスモデルのいいとこどりといった感じで、かなり良い。
そして、マイクロファイバーのインナーのおかげもあって履き心地がすこぶる快適。痛くない。
ボルダリングよりルートのイメージが強いグロヴァッツだけに、流行りを取り入れつつも、あまり前衛的になりすぎて用途が限定されないよう、オールラウンドに使えることを意識したのかな。見た目ほどにとんがったモデルではないですね。
そのルートクライミングで使用してみましたが、傾斜問わずそつなく使える手堅いつくり。良い!!

弱点が今のところ見当たりませんね。
そして、アクロの17000円(税抜)といい勝負の17500円(税抜)。
5.10といい、SPORTIVAといい、最近のフラッグシップモデルは20000円前後。
有力候補になりますよ。初めてのダウントゥとしてもおススメ。
あと、ルートつながりでハーネスの新モデル。

メーカー変わってBlack Diamond。O氏もピクッとくるその名も『ソリューション』。

330g(M)と、スポーツクライミングの軽量ハーネスとしては平凡な数字。
ですが、このしなやかでムーブを妨げない装着感は、数字以上の軽さを感じさせます。
ウェストベルト、レッグループには3本のリブが通っており、優れた衝撃吸収性を実現。通気性も高いです。

フォール時にもしっかりとサポートを感じることができました。
9000円(税抜)と、10000円をきるというのもウレシイ(税込でも)。
他、サイズ感等については、また気になればお尋ねくださいね。
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