サイズ

最近お気に入りのFIVETEN『ホーネット』。
使っててすごくおもしろいシューズです。
このシューズの特長は、抜群の軽さ、そしてフィット感と足裏感覚にあり。
爬虫類の鱗のようなアッパーは、シンセティックレザーをポリテクコーティングしたもの。
これにより、通常のレザーのアッパーよりも劇的に軽量化と耐久性の向上がはかられています。
実際軽い!!
そして、ソールに採用されているラバーは、『ステルスミスティーク』。
フリクションの良さでは定評のある『ステルスラバー』ですが、このミスティークはさらに耐久性も備えたもの。
その耐久性の高さゆえに薄くすることが可能になり、実際このホーネットのソールは極薄です。
この耐久性のあるアッパーと極薄ソール、そしてインエッジに向けてカーブしたレーシングシステム。
これらにより、異次元の足裏感覚でフットホールドをまさに掴むように登っていけます。
柔らかいシューズにしては細かいフットホールドに結構立てるのも特長。
他のシューズとは一線を画した異色のシューズですが、意外といろんな局面で使えると思います。
興味ある方はお試しあれ/~
さて、シューズの話をもう少し。

初めてシューズを買われる際に悩むことの一つが、サイズについてだと思います。
実はコレ、薦めるコチラも悩むところなんです…。
クライミングシューズは、自分の足の実寸よりは少し小さめを履くのが一般的です。
これによって足の力を先端に集中させ、より細かいフットホールドに立てるようにしているわけです。
しかし、そうなるとどうしても「痛い」という感覚も付きまとうことになります。
もちろんメーカーそれぞれ「履きやすい」「痛くない」を謳ったシューズはありますが、普段履くシューズの形に比べるとつま先が絞られており、全体的に細見なので、やはりある程度の拘束感は伴います。
また、程度の差はあれ、シューズはすべからく伸びることを前提に作られています。
ちょっと小さ目を選んで、ある程度自分の足型に合わせていくという行程も慣らしでは必要となってきます。
さらに、自分にとってのジャストサイズには、メーカー、シューズによって結構なばらつきがあります。
参考までに私の場合を例にとると、足の大きさが実寸27cmちょっとの私が履くサイズは
デファイ・・・7.5(数字はすべてUSサイズです)
エボ・・・8
ポンタス・・・8
プレデターG2・・・8.5
タロンG2・・・8.5
オプティマスプライム・・・8
ゲシドーSC・・・8.5
シャーマン・・・8.5
ラー・・・8
モカシム・・・6
モカシムオンサイト・・・7
スーパーモック・・・6.5
ローグ・・・7.5
JET7・・・7
アナサジアローヘッド・・・7.5
ホーネット・・・9
ブラックウィング・・・8
TEAM5.10・・・8.5
フューチュラ・・・6
・・・見事なまでにバラバラですね(-_-;)
なので、シューズを選ぶ際には、数字に惑わされず、必ず実際に足を入れてみることが第一です。
…で、最終的にいろいろ履いて選んでいくわけですが、さきほどの「痛い」という問題がでてきます。
こちらはそれぞれの形、伸び率等、扱っているシューズの特性は把握しているので、それを基に薦めるのですが、こちらがジャストと思うサイズと買われる側がジャストと思うサイズにはどうしてもズレが生じます。
…なので、薦めつつも最終的な判断はやはり買われる方にお任せしています。
「とにかく痛いのはイヤ」という方は、無理をする必要はないと思います。
クライミングを続けるに連れて、どのくらいのサイズ感がいいのかは次第にわかってくると思うので…。
何はともかくまずは履いてみること。
考えてみると当たり前のことですが、忘れずに。
死んだフリ

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