No Sight But On Sight!
日曜日。
嶺北は本山町の吉野クライミングセンターにて、ポレポレ山楽会主催のブラインドクライミング体験会&コンペが開催され、直ちゃんにひとり店を押し付け任せ、そのお手伝いに行ってきました。
今回は講師として、昨年イタリアのアルコで行われた世界選手権で見事優勝された、NPO法人モンキーマジック代表の小林幸一郎さんが実に二年ぶりに来高されました。
この方です。

参加者の多くが視覚障害の方でしたが、晴眼の方も4名の参加がありました。
午前中は、講義も交えながら体験会。

トップロープでのクライミング初体験の方は、ウチでは味わえない高度におっかなびっくりといった感じ。

午後からはボルダリング壁、リード壁両方を使ってコンペ。
事前のオブザベーション(ルート観察)は、ボルダリング壁のルートは手で実際にホールドを探ってもらいながら、リード壁の方は口頭での説明により行いました。
ボルダリング壁オブザベーション。

ちなみに晴眼の方は、オブザベーション、クライミング共にアイマスク着用。
つまり、『同じ土俵で勝負』です。
リード壁のルートでは、M岡一族始め、ウチの常連の方々が順調に完登を重ねます。

ボルダリング壁の方では番狂わせがありました。
今回優勝候補の筆頭であり、M岡一族最強を誇るMカさんが2手目でまさかのフォール。
さぁ勝負はわからなくなりました。
全選手クライミング終了後、集計。
ここでドラマがまたひとつ。
二本の成績を総合して最終順位が決まるわけですが、N越君、T村さん両名が同率3位であることが判明。
急遽3位決定戦となりました。
決定戦は、ボルダリング壁のルートの逆バージョンで行われました。

身体能力では頭一つ抜けているT村さん、そして昨年夏から頭角を表し始め、週3回は欠かさず練習に来ているN越君…と、どちらに軍配が上がるか全く予想がつかない状況。
しかし、今回はN越君の練習量が上回り、圧倒的な差をつけてT村さんを下しました。

さてリザルト。
優勝は、リード壁の方は余裕の完登、ボルダリング壁では終了点タッチという文句なしの成績で、M岡一族のM人さんの手に。
そして、最近実力急上昇中のこれまたM岡一族、弟のF人さんが非常に安定した登りで2位。
兄弟でワンツーフィニッシュとなりました。
そして、3位に前述のN越君がくい込むという結果に。
上位三名

ちなみに優勝賞品はMAMMUTのバックパック『ネオン プロ』。イイですよコレ。ねぇO石さん。
総括
視覚、晴眼、またクライミング初体験の方々もおられましたが、幅広く楽しめる内容になり、運営側としてはそこが何よりといったところです。
また、視覚障害の方で最近クライミングを始められた方々の成長っぷり、特にF人さん、Y下さんの登りには驚かされるばかり。
そしてコンペでは、アイマスクをした晴眼の方に視覚障害の方が抜群の読みと粘りで勝つという場面も随所に見られました。
まさに『No Sight But On Sight!』
欲を言うなら、もう少し晴眼の方の参加があってほしかったですけどね。
口頭の情報のみのオブザベーション、視覚を遮断してのクライミングは、トレーニングとしても有効だと思いますよ。
近いうちにまたできたらイイですね。
小林さんありがとうございました。
そして、皆さんお疲れ様でした/~

嶺北は本山町の吉野クライミングセンターにて、ポレポレ山楽会主催のブラインドクライミング体験会&コンペが開催され、直ちゃんにひとり店を
今回は講師として、昨年イタリアのアルコで行われた世界選手権で見事優勝された、NPO法人モンキーマジック代表の小林幸一郎さんが実に二年ぶりに来高されました。
この方です。

参加者の多くが視覚障害の方でしたが、晴眼の方も4名の参加がありました。
午前中は、講義も交えながら体験会。

トップロープでのクライミング初体験の方は、ウチでは味わえない高度におっかなびっくりといった感じ。

午後からはボルダリング壁、リード壁両方を使ってコンペ。
事前のオブザベーション(ルート観察)は、ボルダリング壁のルートは手で実際にホールドを探ってもらいながら、リード壁の方は口頭での説明により行いました。
ボルダリング壁オブザベーション。

ちなみに晴眼の方は、オブザベーション、クライミング共にアイマスク着用。
つまり、『同じ土俵で勝負』です。
リード壁のルートでは、M岡一族始め、ウチの常連の方々が順調に完登を重ねます。

ボルダリング壁の方では番狂わせがありました。
今回優勝候補の筆頭であり、M岡一族最強を誇るMカさんが2手目でまさかのフォール。
さぁ勝負はわからなくなりました。
全選手クライミング終了後、集計。
ここでドラマがまたひとつ。
二本の成績を総合して最終順位が決まるわけですが、N越君、T村さん両名が同率3位であることが判明。
急遽3位決定戦となりました。
決定戦は、ボルダリング壁のルートの逆バージョンで行われました。

身体能力では頭一つ抜けているT村さん、そして昨年夏から頭角を表し始め、週3回は欠かさず練習に来ているN越君…と、どちらに軍配が上がるか全く予想がつかない状況。
しかし、今回はN越君の練習量が上回り、圧倒的な差をつけてT村さんを下しました。

さてリザルト。
優勝は、リード壁の方は余裕の完登、ボルダリング壁では終了点タッチという文句なしの成績で、M岡一族のM人さんの手に。
そして、最近実力急上昇中のこれまたM岡一族、弟のF人さんが非常に安定した登りで2位。
兄弟でワンツーフィニッシュとなりました。
そして、3位に前述のN越君がくい込むという結果に。
上位三名

ちなみに優勝賞品はMAMMUTのバックパック『ネオン プロ』。イイですよコレ。ねぇO石さん。
総括
視覚、晴眼、またクライミング初体験の方々もおられましたが、幅広く楽しめる内容になり、運営側としてはそこが何よりといったところです。
また、視覚障害の方で最近クライミングを始められた方々の成長っぷり、特にF人さん、Y下さんの登りには驚かされるばかり。
そしてコンペでは、アイマスクをした晴眼の方に視覚障害の方が抜群の読みと粘りで勝つという場面も随所に見られました。
まさに『No Sight But On Sight!』
欲を言うなら、もう少し晴眼の方の参加があってほしかったですけどね。
口頭の情報のみのオブザベーション、視覚を遮断してのクライミングは、トレーニングとしても有効だと思いますよ。
近いうちにまたできたらイイですね。
小林さんありがとうございました。
そして、皆さんお疲れ様でした/~

- 関連記事
-
- パリに向け… (2012/04/12)
- 不死鳥壁 (2012/02/08)
- No Sight But On Sight! (2012/01/24)
トラックバック
http://stone0.blog115.fc2.com/tb.php/192-d7f320f3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)