チョーク革命起こる?

ちょっとおしゃれなパッケージのコレは、コーヒー豆…ではなくチョーク。

これは、『フリクションラボ』というアメリカ発のメーカーのチョーク。
名前からしてその品質に対してのこだわりがうかがえます。
同メーカーのチョークは、化学薬品研究室で使われるような質の高いピュアでシンプルな炭酸マグネシウムを使用。

しかも、同じくラバーのフリクションにこだわるファイブテンよろしく、用途別に3種類(インドア用、外岩用、オールマイティー)のブレンドを開発したというこだわりようです。
人工壁向けの配合がされた『バムバム』。

天候に左右されやすい外岩仕様の『ゴリラグリップ』。

オールマイティの『ユニコーンダスト』。

おそらくM浦軍団は、ひとりずつ別々のを買って試し合うという手をとるであろう…。
それはさておいて、とりあえず短時間、かつ人工壁のみでですが実際に試してみました。

異なる配合の3種ですが、共通しているポイントが一つ。
とにかくきめが細かい。

指紋の溝に隙間なく入り込んでいくような感覚。
つけた瞬間、「あ、これイイ」と感じるはずです。
で、三者の違いですが
人工壁ならバムバム一択…と言いたいところですが、乾燥肌の自分の手では、比較的しっとりとしたゴリラグリップが良い感触でした。
でもバムバムもほぼ同等で、現時点ではそこまで有意な違いを感じることはできませんでした。
たぶん目隠ししたらわからない…。
ユニコーンは二者と比べると少しサラッと系のような。
今度利きチョーク選手権でもやりましょうかね。
ただ、どれをとってもハズレがないということははっきり言えます。
3種ともノリ、持ち共によい。

まずはどれか一つお試しあれ。
くどいですがハズレはなしです。
チョークは、フリークライミングにおいてシューズと共に登るための手助けとして使うことが許されている道具です。
基本的にはあまり道具にこだわる方ではないのですが、商品として扱う人間がそれではいけまいと自費で購入したり、時にありがたく代理店様から提供していただいたりと、ほうぼう試し回る日々。
いろいろと触れるたびに、悦びとも言い換えられる発見が得られれば、その逆もあったり。
逆というのは、もちろん自分に帰結するものですが…。
各メーカーがそれぞれのこだわりを持って生み出す製品の数々。
そのこだわりをより解するためには、同等の鋭敏な感覚が必要だとつくづく感じるのでありました。