自由の価値は
なんとなくムズムズする時期。
そこそこの休みをもらうと、当然ですがいつもとは違うことをやりたくなります。
昔のように湯水のごとく時間を使えるわけではなく、限られた枠の中での自由を謳歌する。
今回は基本NO CLIMBINGで、北アルプスの縦走を計画。
長野県の上高地から入り、穂高、槍とつなぎ、そこから岐阜県の新穂高まで下りていくというコース。

で、予備日が予定通り余ったら、小川山か瑞牆でクライミングして帰ろうかと(やっぱりやるんかい!!)。
ちなみに学生のときの山岳部での初めての夏合宿が、そのコースで槍から下山せずにそのまま薬師、立山、剱と富山県まで続いていくものでした。
…あれはヤバかった。
1週間前から足りない山道具の購入、計画書作成。
みにコンペ準備、事務処理など並行してやりながら、例によって慌ただしくその日を迎えました。
26日
いそいそとサスケに申し送りを済ませ、16時前に高知発。
四国を出るときはお約束のココで1回目の休憩。

0:00頃、岐阜県入り。
某SAに立ち寄る。
さすがに疲れてきたので、とりあえず1時間ほど仮眠をと。

…が、
AM8:00

…計画書書き直さんとな。
まぁ予備日はこのためにこそあると開き直り、旅館をとって高山観光モード。




そして、旅館近くで仕入れた某酒に軽い敗北感を覚えながら就寝。

28日
4:30起床。

旅館の女将の計らいで今日明日と車を置かせていただき、上高地に向け出発。

車窓からは朝日に照らされた山肌が…

ターミナル着。

スタート。ここからまだしばらくは平坦な道で、ウォームアップには最適です。



横尾山荘着。

ここを過ぎたあたりから少しずつ登りが始まります。



10時過ぎに涸沢着。ハイシーズンを過ぎつつあるので、テントの数もまばら。

さて、ここから急登が始まり、ちょっとしんどいです。


草木は遠ざかり

空が近づいてきます。

今日の幕営地、北穂山頂着。さすがにここまで来ると天候変化著しく、到着時はこんなカンジ。

たまにスパッと。

小屋横の売店でテント場の受付を済ませ、テントを張ります。

夕食はグリーンカレーと五目飯。

…なかなかこのようにはいきませんねぇ。

15年前と同じ場所に立った自分を讃えながら1本開け、

1ヶ月前に彼岸へと旅立った先達を悼みながら1本灯す。

この画を見上げながら、ふと浮かんできた曲。

29日
4:30起床。


今朝は目的地がハッキリと見えています。

北穂から下り、大キレットと呼ばれる、一部が急激に切れ落ちている岩稜群を伝っていきます。



クライミングのグレード的にはさほど難しいものでもありません。
普通の山登りでも、ある程度のクライミング能力があればすごく便利です。
ただし過信は禁物です。
ガバだと思って持ったものがそのままグボーって抜けたり。
乗っけたフットホールドが浮石だったり。
それに高いとやっぱりビビるし。
でもビビることは必要です。
アップダウン激しいのが縦走のしんどいところですが、

稜線で区切られた2つの世界を同時に見ることができるのは、縦走の醍醐味でもあります。

南岳小屋着。

中岳通過。槍の穂先が近づきます。

槍ヶ岳山荘着。

大きな荷物は置き、軽身で山頂へと向かいます。上はけっこう渋滞…。

山頂着…が、あまりの人の多さに写真を撮り忘れる…。
元来た道を少し戻り、ここから一気に新穂高まで駆け下ります。

16時過ぎに新穂高バスターミナル着。
お約束の温泉で2日間の垢を洗い落とし、高山を後にしました。
予定ではあと1日あったのですが、急用ができたため、結局小川山にも瑞牆にもよらず岡山へ。
そのまま高知へ直帰しました。
日数としては長くはないですが、限られた時間の中でひねり出す自由。
非常に価値あるものだったと思います。
『時間とは自らの能力を最大限に発揮する最高のアイテムなのです』
って言ったの誰だったかな。
ただいま

そこそこの休みをもらうと、当然ですがいつもとは違うことをやりたくなります。
昔のように湯水のごとく時間を使えるわけではなく、限られた枠の中での自由を謳歌する。
今回は基本NO CLIMBINGで、北アルプスの縦走を計画。
長野県の上高地から入り、穂高、槍とつなぎ、そこから岐阜県の新穂高まで下りていくというコース。

で、予備日が予定通り余ったら、小川山か瑞牆でクライミングして帰ろうかと(やっぱりやるんかい!!)。
ちなみに学生のときの山岳部での初めての夏合宿が、そのコースで槍から下山せずにそのまま薬師、立山、剱と富山県まで続いていくものでした。
…あれはヤバかった。
1週間前から足りない山道具の購入、計画書作成。
みにコンペ準備、事務処理など並行してやりながら、例によって慌ただしくその日を迎えました。
26日
いそいそとサスケに申し送りを済ませ、16時前に高知発。
四国を出るときはお約束のココで1回目の休憩。

0:00頃、岐阜県入り。
某SAに立ち寄る。
さすがに疲れてきたので、とりあえず1時間ほど仮眠をと。

…が、
AM8:00

…計画書書き直さんとな。
まぁ予備日はこのためにこそあると開き直り、旅館をとって高山観光モード。




そして、旅館近くで仕入れた某酒に軽い敗北感を覚えながら就寝。

28日
4:30起床。

旅館の女将の計らいで今日明日と車を置かせていただき、上高地に向け出発。

車窓からは朝日に照らされた山肌が…

ターミナル着。

スタート。ここからまだしばらくは平坦な道で、ウォームアップには最適です。



横尾山荘着。

ここを過ぎたあたりから少しずつ登りが始まります。



10時過ぎに涸沢着。ハイシーズンを過ぎつつあるので、テントの数もまばら。

さて、ここから急登が始まり、ちょっとしんどいです。


草木は遠ざかり

空が近づいてきます。

今日の幕営地、北穂山頂着。さすがにここまで来ると天候変化著しく、到着時はこんなカンジ。

たまにスパッと。

小屋横の売店でテント場の受付を済ませ、テントを張ります。

夕食はグリーンカレーと五目飯。

…なかなかこのようにはいきませんねぇ。

15年前と同じ場所に立った自分を讃えながら1本開け、

1ヶ月前に彼岸へと旅立った先達を悼みながら1本灯す。

この画を見上げながら、ふと浮かんできた曲。

29日
4:30起床。


今朝は目的地がハッキリと見えています。

北穂から下り、大キレットと呼ばれる、一部が急激に切れ落ちている岩稜群を伝っていきます。



クライミングのグレード的にはさほど難しいものでもありません。
普通の山登りでも、ある程度のクライミング能力があればすごく便利です。
ただし過信は禁物です。
ガバだと思って持ったものがそのままグボーって抜けたり。
乗っけたフットホールドが浮石だったり。
それに高いとやっぱりビビるし。
でもビビることは必要です。
アップダウン激しいのが縦走のしんどいところですが、

稜線で区切られた2つの世界を同時に見ることができるのは、縦走の醍醐味でもあります。

南岳小屋着。

中岳通過。槍の穂先が近づきます。

槍ヶ岳山荘着。

大きな荷物は置き、軽身で山頂へと向かいます。上はけっこう渋滞…。

山頂着…が、あまりの人の多さに写真を撮り忘れる…。
元来た道を少し戻り、ここから一気に新穂高まで駆け下ります。

16時過ぎに新穂高バスターミナル着。
お約束の温泉で2日間の垢を洗い落とし、高山を後にしました。
予定ではあと1日あったのですが、急用ができたため、結局小川山にも瑞牆にもよらず岡山へ。
そのまま高知へ直帰しました。
日数としては長くはないですが、限られた時間の中でひねり出す自由。
非常に価値あるものだったと思います。
『時間とは自らの能力を最大限に発揮する最高のアイテムなのです』
って言ったの誰だったかな。
ただいま
