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心頭滅却すれば…などという境地にはなかなか至れませんが、とりあえず写真だけでも涼感を。
例年のように、7月は来期春夏商品の展示会の時期。


今年はうまい具合に各代理店の展示会がほぼ同日程の開催であったため、1回の東京行きで済ませることができました。
その分短時間で駆け足であちこち回ることになってしまいましたが、まぁそれもまた良しってことで。









































来期はシューズ豊作の年になると思います。
小売りとしては悩ましいところですが、クライマーとしては歓迎。
一応新モデルはすべて足を入れているので、インプレッションについてはまたお尋ねください。
でも、とりあえず一言。
大ちゃんモデルやばし…。
そして、1日半かけて回った翌日。。
せっかく関東まで来たのだからと茨城まで足を伸ばし、あの野口啓代さんのお父さんが運営する巨大ホールド市場『THE FARM』にお邪魔してきました。
今ウチの壁についているダイホールドもこちらから買わせていただきました。
THE FARMの名の通り、野口さんの本業は牧場経営。

その牧場の一角をホールドの保管庫として利用し、提供しています。

ホールドを見るより先に案内されたのが、最奥の扉の先にある…

啓代さんのプライベートウォール。

エアコンも完備され、もはやちょっとしたジム。
しかし、ホールドの配置はやはりトレーニング向け。この壁からワールドチャンプが生まれたのだ。
さて、本来の目的に戻りホールドを物色。
それにしても…
広。

端から端までかるく50mは下りますまい。
両脇に置かれているのはすべてホールド(段ボールに包まれているのはハリボテです)。
スーパーの買い物感覚でカートにホールドを放りこんでいきます。

しかし、その感覚だと即予算オーバーになってしまうので注意が必要です…。
実際オーバーしましたけどね。
お昼時、高知の某DJも涎の出そうな鰻をご馳走になりながらお話もいろいろ。

大げさでなく、経営云々を超えたクライミング界の未来についてのお話には感じること大。
ホールド購入抜きにしても大変有益な時間を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
途上、ほんのちょっと余裕ができたので、上野にて少しだけ趣味に走り、帰高。


帰高してみれば、ちょうどオープンまる5年を迎えたころ。
展示会も駆け足でしたが、この5年も負けず劣らず駆け足でしたね。
たかだか5年ではあるものの、最近、新規の方の利用申込書の生年月日欄に『2010年』の文字を見つけるたび、結構な感慨も覚える今日この頃です。
地震対策等、来年は高知でもちょいと厳しい戦いが始まることになると思いますが、5年、10年と踏ん張っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

振り返れば

7月は来期商品の展示会の季節。
取引先である各代理店から案内状がどんどん送られてきます。

基本、会場は東京、大阪になるので、時間もお金もそれなりに 。
とはいえ、「新しいものにいち早く触れられる」という、ある意味特権的状況はどうにも抑えがたい欲求を刺激するもので。
もう今年は行けるだけ行っとけ!!…と、案内状が来たところは片っ端から回ってきました。
週一であちこち行ったり来たりと、慌ただしくも振り返れば楽しませていただいた1ヶ月でした。














店番










小ネタ







合間にいろいろなジムを回れるというものもまた良し。



そして一区切りとなる月末の展示会のち、同時期に開催されたとある講習会に参加してきました。
Lapis special seminar by Aljosa Grom

スロヴェニアのアリオッシャ・グロム氏による講習会。
案内をいただいて初めて名前を知ったのですが、IFSC公認チーフルートセッターとして、これまでに数多くのワールドカップ、世界選手権、ワールドユースなどの国際大会でセットの実績がある方だそう。
スロヴェニアは面積こそ四国程度の小国ながら、2012年のワールドカップ印西大会で優勝したミナ・マルコヴィッチ、同大会3位のマヤ・ビドマーなど、多くのワールドクラスのクライマーを輩出してきていることで知られています。
しかし、国内には彼女らが活躍するリード部門対応のクライミングジムがほとんどなく、そのトレーニングにおいてはボルダリングジムを活用しているのだそうです。
当店もボルダリング専用ジム。
今後のトレーニングの幅を広げることも見据え、参加を決めました。
今回の主催であり会場となった『クライミングジム フィッツ』さん。

2年前のキッズスクールの見学でもお世話になりました。
講習は、参加者が各自テーマをもってまず課題を作成。それを氏が個別に評価する実技形式。


そして、座学でスロヴェニアでのジュニア育成をはじめとしたクライミング事情、ボルダリングの壁を使ったリード用のトレーニング等について話を伺えました。
課題作成の上での新たなポイントが得られたり、自分が抑えてきたポイントの正当性の確認、またその逆もでき、たった一日の講習でしたが、非常に有意義なものとなりました。
今後の課題作成にどんどん生かしていきたいと思います。
関係者の方々、このような機会を設けていただき、ありがとうございました。

さて、そういうわけであっという間に過ぎ去った7月。
ふと振り返れば…
29日で当店丸4年。
5年目に突入いたしました。
記念日的なことにあまり頓着がないもので、恥ずかしながらお客さまからのメールでそれを思い出した次第ですが…
お心遣いいただき、ありがとうございました。
節目となる5年目。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

the exhibition FW 2014

恒例の2014年秋物の展示会に行ってきました。
会場となっていた東京、浜松町の産業貿易会館。さすがにもう行き慣れた感があります。

複数の代理店の合同展示会。
まぁよくもここまで…といった具合で、各代理店、メーカーからの商品が所狭しと並んでいました。

































ブースーターSは、名前の通りあの名作『ブースーター』のリファインモデル。
…が、受け継いでいるのは名前と一部木型ぐらいで、その実全くと言っていいほどの別物。
今までのSCARPAのイメージを覆すようなシューズでした。
製品版が楽しみです。
そして・・・
今回の写真に載っていた商品のうち、一つが近日中に入荷します。
さてどれですかね~。
こちらの方もお楽しみに。
今日はぬくぬく。

the exhibition in Osaka i
前回に引き続き、展示会の報告です。
今回の大本命。
臨時休業してまで大阪に赴かせたモノとは・・・
コレ。

TEAM VXi

『チームファイブテン アイ』と読むそうです。
『イレブン』とも読めるかな…。
その名の通り、FIVE TENが誇る最強シューズ『TEAM 5.10』の派生モデル。
シルエットこそTEAM 5.10と似ていますが、細部を見ていくとかなり異なることがわかります。


実際に履かせていただきました。

アッパーのボリュームはTEAM 5.10より小さい感じ。

ただ、いくぶん幅広で全体的にも柔らかめなため、履きにくさはほぼ皆無。
TEAM 5.10に比べれば、かなり履きやすく感じました。
開口部が比較的大きいことも一因か。

そして驚くべきはその軽さ。
なんと145gです!!
もともとFIVE TENのシューズはその軽快なつくりがウリの一つ。
しかし、この『i』はその中でも突出していると言えます。
なんせTEAM 5.10でさえ200gですからね。
ちなみに素材は、ランドセルでもおなじみ『クラリーノ』。
日本が誇る高品質素材がここに生きています。
そして、このシューズのもう一つのポイントが…
新開発ラバー『ステルスMi6』

さきほどの軽快さと並んで…というよりFIVE TEN最大のウリがラバー。
基幹であるステルスC4を始めとして、目的、用途に応じて豊富なバリエーションが存在しています。
その全てに共通しているのが高いフリクション性能。
この性能に関しては、他メーカーの追随を許しません。
もちろんシューズの性能はソールのラバーのフリクションのみで決まるわけではないですが、岩、ホールドに接地することになるのは言わずもがなソール。
このフリクションの高さが強力なアドバンテージになることは明白です。
このステルスMi6は、映画『ミッション・インポッシブル』の製作にあたり、製作陣から「ガラスでも滑らないラバーを」との要望がきっかけになって生まれたんだとか…。
「アメリカなのになんでMi6?」…ということはさておいて、この新ラバー。
スカルパやS社が使用しているビブラムはもちろん、他のステルスラバー『C4』や『HF』と比べても明らかに質感が違いました。
なんと言うか、溶け出しそうなラバーを触っているようなネットリ感。
耐久性が気になるところですが、同社によれば耐久性に関しても問題なく仕上げてあるとのこと。
同社のアプローチシューズ『アッセント』にもこのMi6が貼られることは、その耐久性に対する同社の自信の表われと言えるかもしれません。
個人的な感想としては、いい意味で予想とはちょっとズレていたという感じ。
実践使用していないのでまだ何とも言えませんが、TEAM 5.10とはかなり異なる方向性を感じます。
超軽量、柔らかいセパレートパターンのソール、TEAM 5.10と比べて小さめのアッパーラバー、足首の動きを妨げない若干前ぎみのベルクロなど、足使いの自由度を最優先した造りであると感じました。
それだけに履く人を選ぶシューズとも言えそうです。
例えれば『オートマ車に対するマニュアル車』。
初期のTEAM 5.10のような強制感がないので、シューズをしっかり自分の足で操りたいという方にはこの上ない武器になるかと。
今や釣り人と化した某消防士(…)に向いていると言えるかもしれません。
とはいえ、『履きやすい』というのは、万人にすすめられるポイントの一つでもあるので、一概に『履く人を選ぶ』とも言い難し…。
また、『柔らかい』というのも見逃せないポイント。
個人的には初級者を脱し、足使いをしっかり覚えていきたい方には、その練習用として候補の一つに入れても良いのでは・・・と思います。
なにはともあれ、このTEAM VXi。

11月に入荷予定です。
お楽しみに。
さて、連休も今日で終わり。
今日も10:00~営業しておりますので、しっかり体動かしてください/^
でも旅はまだ続いてたりして…。

今回の大本命。
臨時休業してまで大阪に赴かせたモノとは・・・
コレ。

TEAM VXi

『チームファイブテン アイ』と読むそうです。
『イレブン』とも読めるかな…。
その名の通り、FIVE TENが誇る最強シューズ『TEAM 5.10』の派生モデル。
シルエットこそTEAM 5.10と似ていますが、細部を見ていくとかなり異なることがわかります。


実際に履かせていただきました。

アッパーのボリュームはTEAM 5.10より小さい感じ。

ただ、いくぶん幅広で全体的にも柔らかめなため、履きにくさはほぼ皆無。
TEAM 5.10に比べれば、かなり履きやすく感じました。
開口部が比較的大きいことも一因か。

そして驚くべきはその軽さ。
なんと145gです!!
もともとFIVE TENのシューズはその軽快なつくりがウリの一つ。
しかし、この『i』はその中でも突出していると言えます。
なんせTEAM 5.10でさえ200gですからね。
ちなみに素材は、ランドセルでもおなじみ『クラリーノ』。
日本が誇る高品質素材がここに生きています。
そして、このシューズのもう一つのポイントが…
新開発ラバー『ステルスMi6』

さきほどの軽快さと並んで…というよりFIVE TEN最大のウリがラバー。
基幹であるステルスC4を始めとして、目的、用途に応じて豊富なバリエーションが存在しています。
その全てに共通しているのが高いフリクション性能。
この性能に関しては、他メーカーの追随を許しません。
もちろんシューズの性能はソールのラバーのフリクションのみで決まるわけではないですが、岩、ホールドに接地することになるのは言わずもがなソール。
このフリクションの高さが強力なアドバンテージになることは明白です。
このステルスMi6は、映画『ミッション・インポッシブル』の製作にあたり、製作陣から「ガラスでも滑らないラバーを」との要望がきっかけになって生まれたんだとか…。
「アメリカなのになんでMi6?」…ということはさておいて、この新ラバー。
スカルパやS社が使用しているビブラムはもちろん、他のステルスラバー『C4』や『HF』と比べても明らかに質感が違いました。
なんと言うか、溶け出しそうなラバーを触っているようなネットリ感。
耐久性が気になるところですが、同社によれば耐久性に関しても問題なく仕上げてあるとのこと。
同社のアプローチシューズ『アッセント』にもこのMi6が貼られることは、その耐久性に対する同社の自信の表われと言えるかもしれません。
個人的な感想としては、いい意味で予想とはちょっとズレていたという感じ。
実践使用していないのでまだ何とも言えませんが、TEAM 5.10とはかなり異なる方向性を感じます。
超軽量、柔らかいセパレートパターンのソール、TEAM 5.10と比べて小さめのアッパーラバー、足首の動きを妨げない若干前ぎみのベルクロなど、足使いの自由度を最優先した造りであると感じました。
それだけに履く人を選ぶシューズとも言えそうです。
例えれば『オートマ車に対するマニュアル車』。
初期のTEAM 5.10のような強制感がないので、シューズをしっかり自分の足で操りたいという方にはこの上ない武器になるかと。
今や釣り人と化した某消防士(…)に向いていると言えるかもしれません。
とはいえ、『履きやすい』というのは、万人にすすめられるポイントの一つでもあるので、一概に『履く人を選ぶ』とも言い難し…。
また、『柔らかい』というのも見逃せないポイント。
個人的には初級者を脱し、足使いをしっかり覚えていきたい方には、その練習用として候補の一つに入れても良いのでは・・・と思います。
なにはともあれ、このTEAM VXi。

11月に入荷予定です。
お楽しみに。
さて、連休も今日で終わり。
今日も10:00~営業しておりますので、しっかり体動かしてください/^
でも旅はまだ続いてたりして…。

the exhibition in Osaka 1
去る9月12日(木)は、臨時休業とさせていただいてしまい、ご迷惑をおかけしました…m(__)m
表題のとおり、展示会がありましてそちらに行かせていただいておりました。
さて、その展示会の報告です。
会場となっていた、大阪は梅田スカイビル。


向かうはキャラバン内、FIVE TENブース。

新作、そしてリファインされたモデルが多数展示されていました。
当面もフラッグシップとしてFIVE TENを引っ張るTEAM 5.10O崎モデル。

こちらはソールが最強ラバー『ステルスHF』となり、より強力なつま先へと進化。
そして、ローグがモデルチェンジ。また、新たにレディースモデルとレースアップモデルが加わりました。



ソールが初期より柔らかくなり、エントリーモデルとして非常に使い勝手よく仕上げられています。
アッパー素材もレザーに変更され、より馴染みやすくなりました。
一時期、その存続が危ぶまれた『モカシムオンサイト』ですが、めでたく継続が決定したようです。

あと、会場では撮り忘れましたが、あのピンクが復活。

アプローチシューズでは、名作『ガイドテニー』にミッドカットタイプが加わり、より充実したラインナップに。

ウェア関係では、最近勢いのあるフランス発『NOGRAD』。



パフォーマンスを高めるエアロベルトで有名な同ブランドですが、スタイリッシュなシルエットで街着もこなせるのも魅力の一つ。


そして、昨年の発売以降、高評価を得ているキャラバン社『ロックソックス』。

こちらには、靴の上からは見えなくなるローカット、冬場やクラック向けのハイカットが加わります。

N々下夫人御用達、CASSINの大型パッド『DOMINOパッド』。

5層構造という贅沢な造りとなり、より高い衝撃吸収性を手に入れました。

同じパッド同士のジョイント機構も継続なので、まだまだ繋げられますよ/^
さて、とりあえずここまで。次回はまたFIVE TENブースに戻ります。

表題のとおり、展示会がありましてそちらに行かせていただいておりました。
さて、その展示会の報告です。
会場となっていた、大阪は梅田スカイビル。


向かうはキャラバン内、FIVE TENブース。

新作、そしてリファインされたモデルが多数展示されていました。
当面もフラッグシップとしてFIVE TENを引っ張るTEAM 5.10

こちらはソールが最強ラバー『ステルスHF』となり、より強力なつま先へと進化。
そして、ローグがモデルチェンジ。また、新たにレディースモデルとレースアップモデルが加わりました。



ソールが初期より柔らかくなり、エントリーモデルとして非常に使い勝手よく仕上げられています。
アッパー素材もレザーに変更され、より馴染みやすくなりました。
一時期、その存続が危ぶまれた『モカシムオンサイト』ですが、めでたく継続が決定したようです。

あと、会場では撮り忘れましたが、あのピンクが復活。

アプローチシューズでは、名作『ガイドテニー』にミッドカットタイプが加わり、より充実したラインナップに。

ウェア関係では、最近勢いのあるフランス発『NOGRAD』。



パフォーマンスを高めるエアロベルトで有名な同ブランドですが、スタイリッシュなシルエットで街着もこなせるのも魅力の一つ。


そして、昨年の発売以降、高評価を得ているキャラバン社『ロックソックス』。

こちらには、靴の上からは見えなくなるローカット、冬場やクラック向けのハイカットが加わります。

N々下夫人御用達、CASSINの大型パッド『DOMINOパッド』。

5層構造という贅沢な造りとなり、より高い衝撃吸収性を手に入れました。

同じパッド同士のジョイント機構も継続なので、まだまだ繋げられますよ/^
さて、とりあえずここまで。次回はまたFIVE TENブースに戻ります。
